入社した会社に忠誠を尽くし、朝イチで出勤して誰よりも遅く帰り、休日出勤も当たり前……などというのは過去の話。
現代では「仕事は就業時間に終わらせて、後は私生活を楽しむ」とワークライフバランスを重視する人が急増中。確かに、精神的・肉体的な健康のためにも私生活は大事にすべきです。
そこで今回は、女性向け求人情報サイト『エンウィメンズワーク』を展開するエン・ジャパンが実施した“ワークライフバランス”についての調査結果をお伝えしましょう!
■ワークライフバランスがいいのは“派遣社員”
調査は、同サイトを利用する女性790名を対象に行われたもの。
まず、「転職活動において、ワークライフバランスを考慮しますか?」と聞くと、「考慮する」がなんと94%を占めました。なかでも一番確率が高いのが20代で97%、次に30代96%、40代91%と続きます。
「考慮する」と答えた人の意見は次のようなものでした。
・「生活バランスがよくないと、ストレスがたまってしまうので」(28歳)
・「長く、気持ち良く仕事を続けるには不可欠だと思うので」(32歳)
・「若い頃ならともかく、年齢的にももう仕事だけをしてはいられないから」(41歳)
現代ではやはり、私生活での仕事のストレス解消などが重視されてきているようです!
では、「ワークライフバランスがよい」と考える人はどの勤務形態が最も多いのでしょうか? 「現在のワークライフバランスはいかかですか」と聞くと、最もワークライフバランスが理想的と思われるのは、「非常に良い」「良い」が40%を占めた“派遣社員”。
続いて、38%の「契約社員」、29%の「パート・アルバイト」という結果に。派遣・契約社員は給与やボーナス、契約期間等の不満は出てきそうですが、ワークライフバランスでは勤務形態のフレキシブルさが味方をしているようです。
正社員は26%とあまり良くないことが判明。やはり責任が多すぎるのでしょうか?
■ワークライフバランスの改善法は
では、どうしたらワークライフバランスを改善できるのでしょうか? 海外の医療・健康情報サイト『WebMD』の記事を参考にお伝えします!
(1)生活上の時間配分を見直す
まず1日の時間配分を書き出し見直しましょう。家族がいる場合はとくに、仕事の時間が他に比較して長すぎるとバランスにひずみが出ますので、仕事の効率化と短縮化が必要かもしれません。
(2)疲労の元になることはやめる
ボランティア、友人の子どもを預かる、野球チームのコーチをする……。どれも地域や人のためになる活動ですが、それが原因でストレスや疲労が溜まっている場合、活動の継続を再考しましょう。一番大事なのはあなた自身と家族の生活です。
(3)家事・用事の効率化を図る
平日は仕事、週末は家事や買い物、用事に費やすのは働く人々の日常茶飯事。せめて週末はしっかり休めるように、家事は簡素化して平日に済ませたり、経済的に可能なら家事代行サービス利用など効率化を考えましょう。
以上、ワークライフバランスについての調査結果と、その改善方法をご紹介しましたが、いかがでしょうか?
ONの時は集中して働き、OFFの時間をしっかり確保してゆっくり楽しく過ごせるようにしたいものですね。